ジメジメの季節
みなさんこんにちはコバケンLaBOです!
雨の日が増えてきて、もうじき梅雨がくるなぁ・・・と
少し憂鬱な気分になってしまう今日この頃。
外は肌寒いのに、室内はなんだかムシムシ&ジメジメ
なにか匂うような感じさえします(気のせいでしょうか?)
コバケンではそんな季節にうってつけの素材である
【珪藻土】を壁材に使用しています。
珪藻土とは
藻類(プランクトン)の死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で
保湿・断熱・防露・調湿・遮音・脱臭などの機能を持ち
古くからコンロ・耐火れんがの原料や、ビールの濾過材・吸着材・脱臭材などとして幅広く利用されてきました。
珪藻土が吸った水は、珪藻土内部の無数の小さな穴(細孔)に一時的に貯められます。
その後、環境が乾燥して湿度40%以下になると、水蒸気の形で徐々に空気中に放出されます。
珪藻土の調湿作用は、室内の湿度を一定に保つ効果があるため、カビやダニの発生を抑え、健康的な居住環境を維持するのに役立ちます.
調湿性に優れている珪藻土ですが、湿度がずっと高い状態が続いていると、湿気を中に吸収したまま放出することができず、カビが発生することがあります。
湿気の多い洗面所などの水回りや、風の通らない家具の裏などに珪藻土の壁がある場合、カビが発生しやすくなるので注意が必要です。
梅雨や台風の時期など湿気の高い状態が続いているときには、こまめな換気や除湿を行ってカビを防ぐよう気を付けましょう。
よくお客様から漆喰との違いの質問をいただきますが
漆喰は、サンゴ礁から採取した消石灰を主原料とする壁材です。
漆喰は、空気中の二酸化炭素と反応して自ら固まる性質を持っていますが
珪藻土は自ら固まる性質がなく、乾燥すると崩れてしまうため、石灰やセメントなどを接着剤として混ぜる必要があります。
コバケンでは住む人の体の事を考えて合成のりは使用せずでんぷんのりを混ぜています!
また、漆喰は防水性があるため外壁(昔の蔵は漆喰壁ですよね~)にも使用できますが
珪藻土は吸水性があるため外壁には使用できないといった違いもあります。
そして珪藻土は湿気によるカビ・ダニの抑制はできますが、抗菌性は無く
反面、漆喰は強アルカリ性でカビの発生を抑制する働きがあり、高い抗菌性能があります。
しかし、漆喰は年月をかけて少しずつアルカリ性から中性へ変化し、防カビや抗菌の効果は低下していくようです。
と、珪藻土にしても漆喰にしてもメリット・デメリットがあるんですね
このように珪藻土の壁は、いくつかのデメリットもありますが、高い調湿性や消臭効果、断熱性により快適な住まいを作ることができる点が魅力。
ビニールクロスでは得られない耐火性についても見逃せないところです
塗り方によってもお部屋の印象が変わるところも面白いですね
展示場ではこれから始まる梅雨でも室内空間の快適さを体感いただけますので、ぜひみなさま足をお運びくださいませ!
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