5月の末日、私はOMソーラーの株主総会に出席する為、
静岡県浜松市にある「地球のたまご」へ行って参りました。
「地球のたまご」とは、OMソーラーの社屋とその敷地の名
称です。
2004年に竣工し、数多くの設計競技にて大賞を獲得した
OMソーラー自慢の社屋です。
広さは32,700㎡で、東京ドーム0,7個分。もともとは
ウナギの養殖を行う養鰻湖の跡地を、浜名湖の湖岸を再生す
ることを目的に計画されました。
この敷地には、地域に昔からあった植物が育ち、季節ごとに
木々や草花が風景をつくっています。そして、野生のウサギ
やイタチが生息し、渡り鳥も飛来するそうです。
また、社屋は事務所というより住宅のスケールでつくり、
各棟に異なるOMソーラーシステムを設置しています。
連続した木の架構が連なるコリドール(回廊)などの建物の
構造材は、地元の天竜杉を利用し、太陽の力を活用したOM
乾燥庫で乾燥させ使用しました。
この「地球のたまご」には年間1500人の見学者が訪れて
います。
その見学者は、私たちのような建築関係者だけでなく、
パッシブデザインや自然エネルギーの活用技術などを学ぼう
と、学校や行政の皆さんも多いということです。
もちろん、OMソーラー側としましては、家づくりを検討さ
れる方も大歓迎ですので、建築を考え、環境問題を考える
きっかけに、ぜひ一度見学に訪れたらいかがでしょうか。
おススメです!
※ちなみに、弊社の社員である小林伸之輔は、
この「地球のたまご」に3年間、OM社員として通って
いました。


△空から見た「地球のたまご」

△社屋コリドール。構造材は天竜杉です。

△事務所はこんな感じ。OMソーラーシステムも確認できます。

△OMソーラー 村田社長と一緒に。
※OMソーラー村田社長とのコラボ動画は【こちら】