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自然素材の家で使う素材とは|無垢材(天然木)・漆喰・珪藻土の特徴を解説

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自然素材の家づくりに興味がある方、まずはどんな素材が使われるのか気になりますよね。
無垢材(天然木)、漆喰、珪藻土などの自然素材には、魅力的な特徴がたくさんあります。
そこで、それぞれがどんな役割を果たし、どの部分に使われるのかを知っておくことが大切です

  • 無垢材や漆喰を使うと、どんなメリットがあるのか?
  • 珪藻土や無垢材は経年変化が気になるけど、どう扱えばよいのか?
  • 予算に合わせて自然素材を選ぶには、どこを優先すべきか?

この記事では、これらの疑問をお持ちの方に向けて、無垢材(天然木)、漆喰、珪藻土の特徴をわかりやすく解説します。
それぞれの素材の役割や選び方のポイント、家の中のどこに何を使うべきなのかを理解して、あなたに最適な素材を見つけましょう。

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目次

自然素材の家で使う素材の基本

自然素材の家で使う素材の基本

自然素材の家とは化学物質をできるだけ抑えた住宅

自然素材の家とは、無垢材(天然木)や漆喰、珪藻土などの自然素材建材を取り入れてつくる住宅です。
もちろん、住宅全体を完全に自然素材だけでつくるケースは多くありません。
ただし、床や壁、天井など、暮らしの中で触れたり空気に影響したりしやすい部分に自然素材を使うことで、木のぬくもりや快適さを感じやすくなります。

自然素材の家が注目される理由のひとつは、化学物質への配慮です。
接着剤や建材のにおいが気になる方や、家族の健康を考えて素材を選びたい方にとって、自然素材の家は選択肢になりやすい住宅といえます。

自然素材の家で使う素材は場所ごとに異なる

自然素材の家で使う素材は、家のどこに使うかによって変わります。
たとえば、床には無垢材(天然木)、壁には漆喰や珪藻土、断熱には自然素材系の断熱材が選ばれる場合があります。

同じ自然素材でも役割は異なるため、「何となく体に優しそう」で選ぶのではなく、場所ごとの特徴を理解することが大切です。

以下は代表的な使い分けです。

スクロールできます
部位使われることが多い素材主な特徴
無垢材(天然木)木の質感、足ざわり、断熱性
漆喰、珪藻土調湿、消臭、自然な風合い
断熱層セルロースファイバーなど断熱性、快適性への配慮

注文住宅で素材選びが重要になる理由

自然素材の家は、規格が決まった住宅よりも、素材を一つずつ選べる注文住宅と相性が良いテーマです。
床を無垢材(天然木)にするか、壁を塗り壁にするかによって、家の印象も住み心地も変わります。
だからこそ、注文住宅では「間取り」だけでなく「どんな素材を使うか」も家づくりの重要な判断材料になります。

工務店によって、得意な素材や施工方法にも違いがあります。
自然素材の家を建てるなら、素材の特徴を説明できることに加えて、実際の施工経験がある会社かどうかも確認したいところです。

自然素材の家でよく使う素材の種類

自然素材の家でよく使う素材の種類

無垢材(天然木)

無垢材(天然木)は、自然素材の家を代表する木材です。
丸太から切り出した木をそのまま使うため、木目や色合いにそれぞれ違いがあり、独特の表情を楽しめます。
主に床のフローリング、柱、天井などに使われ、木の香りや柔らかい感触が魅力です。

また、無垢材(天然木)は熱を伝えにくい性質があるため、冬でも床が冷たく感じにくい傾向があります。

その一方で、湿度や乾燥の影響を受けやすく、反りや割れ、傷が出る場合もあります。
この変化も自然素材らしさのひとつですが、事前に理解しておくことが大切です。

漆喰

漆喰は、石灰を主な原料とした塗り壁材です。
自然素材の家では、壁や天井に使われることが多く、やわらかな質感と上品な見た目が特徴です。
ビニールクロスとは異なり、表面に独特の表情が出るため、空間に温かみをつくりやすい素材です。

機能面では、調湿や消臭、耐火性が期待されることが多く、快適な室内環境づくりに役立つ素材として紹介されます。
ただし、仕上がりの美しさは施工品質にも左右されるため、素材だけでなく施工の丁寧さも重要です。

珪藻土

珪藻土は、植物プランクトンの化石を原料に含む塗り壁材です。
自然素材の家の壁材として紹介されることが多く、さらっとした質感や落ち着いた風合いが魅力です。
調湿や消臭への効果が紹介されることが多い点も、珪藻土が選ばれる理由のひとつです。

ただし、珪藻土といっても、商品によって含まれる原料や配合はさまざまです。
そのため、すべて同じ性能と考えるのではなく、何が含まれているか、どのような施工方法かまで確認することが大切です。

自然素材系の断熱材

自然素材の家では、仕上げ材だけでなく、見えない部分に使う断熱材にも配慮する場合があります。
たとえばセルロースファイバーは、紙を原料とした断熱材として知られています。
断熱性だけでなく、室内の快適さや湿度環境への配慮から選ばれることがあります。

自然素材の家を考えるときは、床や壁の見た目だけでなく、断熱まで含めて素材を考えると、より納得しやすい家づくりにつながります。

参考:https://koba-ken.co.jp/blanche

それぞれの素材を比較するときの見方

無垢材(天然木)・漆喰・珪藻土は、同じ自然素材でも役割が異なります。
無垢材(天然木)は床や木部に向き、漆喰や珪藻土は壁に向く素材です。
そのため、単純にどれが優れているかで比較するのではなく、どの場所に使いたいか、どんな暮らしをしたいかで考えることが大切です。

比較するときは、次の視点が参考になります。

  • どこに使う素材か
  • 調湿や断熱など何を重視するか
  • 傷やひびなど経年変化をどう受け止めるか
  • 施工できる工務店かどうか
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後悔しない自然素材の家の建て方を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

自然素材の家で使う素材を選ぶポイント

健康面や化学物質への考え方で選ぶ

自然素材の家を選ぶ方の中には、化学物質をできるだけ抑えたいという考えを持つ方もいます。
その場合は、表面材だけでなく、接着剤や塗料、下地材まで含めて確認することが大切です。

自然素材と書かれていても、住宅全体でどのような建材を使うかは会社によって異なります。

調湿性や断熱性など住み心地で選ぶ

素材選びでは、見た目だけでなく、住んだときの快適さも重要です。
たとえば、無垢材(天然木)は足ざわりがやわらかく、漆喰や珪藻土は壁の空気感に影響しやすい素材です。毎日の暮らしで何を大切にしたいかを考えると、選び方がぶれにくくなります。

傷や反りなど経年変化も理解しておく

自然素材の家は、時間とともに変化することも特徴です。
木の色味が深まる、表面に細かな傷がつく、塗り壁に表情が出るなど、少しずつ変化していきます。

新品の状態を長く保つことを最優先にしたい場合は、その変化が気になることもあるため、あらかじめ理解しておくと安心です。

素材を扱い慣れた工務店に相談する

自然素材は、良い素材を選ぶだけでなく、適切に施工できることが大切です。
無垢材(天然木)の乾燥状態や、漆喰・珪藻土の塗り方によって、仕上がりや使い心地に差が出る場合があります。

だからこそ、素材の説明が具体的で、設計と施工を一体で考えられる工務店に相談することが、後悔の少ない家づくりにつながります。

自然素材の家を建てる際の工務店選びについては、こちらの記事も参考になります。

自然素材の家・素材についてのよくある質問

漆喰と珪藻土はどっちがカビに強い?

一般的に漆喰のほうが強アルカリ性の性質を持ち、抗菌・防カビ性に優れるとされています。珪藻土も調湿性によりカビ発生を抑える効果はありますが、製品によってはバインダー(接着材)の影響を受けるため、性能差が出やすい点に注意が必要です。

無垢床は床暖房と併用できる?

可能ですが、樹種や施工方法に配慮が必要です。無垢材は温度変化で伸縮しやすいため、床暖房対応の樹種や厚みを選び、適切な施工を行うことが重要です。

自然素材はアレルギー対策になる?VOCへの配慮は?

自然素材は化学物質が少ないため室内環境の改善に寄与しますが、必ずしもアレルギーを防ぐわけではありません。接着剤や塗料に含まれるVOC(揮発性有機化合物)にも注意し、低VOC製品を選ぶことが重要です。

初期費用とメンテコストはどれくらい違う?

自然素材は一般的に初期費用が高めですが、補修しながら長く使えるため、長期的にはメンテナンスコストを抑えられる場合があります。ライフサイクル全体でのコスト比較が重要です。

まとめ|自然素材の家で使う素材を知り家づくりに活かす

自然素材の家では、床に無垢材(天然木)、壁に漆喰や珪藻土、見えない部分に自然素材系の断熱材を使うなど、場所ごとにさまざまな素材が使われます。
それぞれの素材には、木のぬくもりや調湿、消臭、断熱などの特徴がある一方で、傷や反り、ひびなど経年変化もあります。

大切なのは、素材名だけで選ぶのではなく、住み心地やメンテナンス、施工品質まで含めて考えることです。
自然素材の家でどんな素材を使うかを理解すると、自分たちに合う家づくりの方向性が見えやすくなります。

方向性が見えた後は、実際に自然素材が使われたモデルハウスを見学し、理想の家のイメージを明確にしていきましょう。

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監修者

株式会社小林建設 代表取締役
住環境価値向上事業協同組合(SAREX)代表理事
(株)OMソーラー 社外取締役

小林 伸吾(こばやし しんご)

1957年 埼玉県児玉町生まれ。
一級建築士。設計事務所へ勤務後、株式会社小林建設へ入社。
2000年に同社の3代目社長就任。社長就任後、地域材を活かし、パッシブソーラーを導入した環境共生住宅に積極的に取り組む。
2007年度には、地域の杉を活かしたシンプルで美しいモデルハウス「陽の栖」(群馬県高崎市)が、地域工務店としては史上初のグッドデザイン賞を受賞。その後も環境・健康に配慮した住まいをテーマに「地域に根差した家づくり」を推奨している。

【受賞歴】第11回埼玉県環境住宅賞[建築部門]優秀賞/2007グッドデザイン賞/2013グッドデザイン賞/2017グッドデザイン賞/2022グッドデザイン賞
【著書】・木の家をつくりたい(日本建築出版社、2010年/単著)
    ・パッシブデザインの住まいと暮らし(農山漁村文化協会(農文協)、2018年/共著)

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