木の家をつくりたい



 

「木の家をつくりたい」を出版した理由。また、どんな人に読んで欲しいか。

今、日本は外材での家づくりが主流。しかし、私たちの周辺には豊かな山があり良質な木材を供給することもできる。

自分達の住む地域で家づくりに携わるのであれば、国産材、それも地元の材にこだわった家づくりのスタイルが至極自然だと思うし、実際に建てられたお客様からは、たくさんの喜びの声が寄せられている。そんな「木の家」、実は決してハードルの高いものではなく誰でもつくれるということを皆さんに伝えたい。

自然素材の魅力や施工に関する注意点などをできるだけわかり易く説明したい。・・・・・・そんな思いで書きました。家づくりに興味のある方、近い将来に家を建てたいと考えている方に読んでいただき、「木の家」の素晴らしさを感じていただくとともに、少しでも家づくりのヒントになれば幸いです。


「木の家」の魅力とは。

日本は世界有数の森林国。近くの山には良質な木がたくさんあります。構造材として需要の多い杉、桧、松などは質感、風合い、強度など、どれをとっても住まいに適した高い品質を備えています。特に、無垢材の質感の良さは日本人なら誰もが納得するところ。輸入材と比べ、全体的な色の統一感、シンプルな表情など、そのどれもが日本人のDNAに合った素材です。

また、湿気を吸ったりはいたりする調湿性の高さは、爽やかな室内環境を創ります。癒し効果のある香りは防菌、防ダニにも有効、空気をきれいにしてくれます。気持ちのいい手ざわり感はリラックス効果の他に血圧も安定させてくれるそうです。

 

私たちは「木の家」に足を踏み入れると、直感的に懐かしさを感じ居心地の良さに包まれます.子どもはすぐに部屋になじんで寝そべって遊び、大人も家の中に流れる空気に身をゆだねたくなる。「木の家」では、そんな風景が日常になるのです。

木の家づくりのポイントとは?
  • 設計施工のできるところを選ぼう
     自社で企画から設計・施工・アフターまで外注や下請けなどせず、一貫した流れで木の家に特化した工務店は最適な木の家づくりのパートナー。
  • 家は売りものではなく、つくるもの
    自分の家を建てるからには、こだわりを形にし、希望をかなえたい。そんな夢を相談しながらかなえていく過程も家づくりの大きな楽しみです。
  • 楽しむ家づくりのために
    見学会に参加したり、山に出かけて木の倒れる瞬間を体験するなど、家づくりに関わる人達とコミュニケーションをとるのもまた、一つの楽しみ。自分のつくりたい家のイメージがふくらみます。
  • 家づくりには、少しだけ我慢も必要
     無垢の木は、経年とともに割れたり反ったり、曲がったり縮んだりするのは自然なこと。楽しい家づくりですが、「木の家」をつくるには、少しだけ我慢も必要です。
  • 地域を限定し、気候風土に合った家づくり
     工務店は、ハウスメーカーと違ってエリア限定です。エリアを絞り込んでいるからこそ、その土地の気候風土にあった家づくりが可能になるのです。
  • 顔の見える家づくり
     木の家づくりは、たくさんの職人の技の結集でなせるもの。製材、加工から大工、とび、左官、建具など機会がある度に、家づくりに関わる方と接点を持ちましょう。

つくり手の「私」が考える4つのこだわり

つくり手の私が考える「木の家」は、単に柱や梁に地域材を使うというだけではありません。地域材の良さを活かした木の家にするには、無垢の木や自然素材をうまく使うとともに、地域の左官屋さんや建具やさんたちの技術が不可欠。そこで、私が考える『木の家』の4つのこだわりとは、

  1. 地域材を使って長寿命の家を実現すること。
  2. 地域の職人や専門業者とネットワークを組み、地場産業の利点を生かし発展させていくこと。
  3. 木や自然素材の持つ美しさを最大限に活かしてデザインし、開放的な間取りとすること。
  4. 冬暖かく、夏涼しい家をつくるためのパッシブデザインを取り入れること。

これら全てがかなえられた家であれば、それは必ず快適な暮らしが実現される住空間になると確信しています。



  プロフィール
小林伸吾
1957年 埼玉県児玉町生まれ。設計事務所へ勤務後、(株)小林建設へ入社。
一級建築士。2000年に同社の3代目社長就任後は、地域材を活かし、パッシブソーラーを導入した環境共生住宅に積極的に取り組む。2007年度には、地域の杉を活かしたシンプルで美しいモデルハウス「陽の栖」(ひのすみか)が、地域工務店として史上初のグッドデザイン賞を受賞。その後も環境・健康に配慮した住まいをテーマに「地域に根差した家づくり」を推奨している。

小林伸吾著書 「木の家をつくりたい」


価格 ¥1,890
  「自然を守る」とは、ただ手を付けずに置いておくということではありません。森林は、定期的に手を加え、木を切り、新しい命を循環させていくことによって潤いと活力を得ていきます。

戦後、国産材は伐採・製材・運搬などの費用がかさみ、これに代わる材として商社が外材を安く輸入するようになりました。そのため、国産材は高価なものとして、ほんの一部の方のみが国産の自然素材を家づくりに採り入れるようになりました。

本書では、そんな時代の流れに疑問を抱いた著者が、「目の前にある山の木を使い、必要最低限のコストで木の家をたてたい」という“至極自然な発想”のもとに取り組んできた活動と想いを綴っています。日本の住宅のあり方だけでなく、自然そのものへの対し方を問う一冊です。

アマゾンでお求めいただけます。
ご注文はこちらをクリック