グッドデザイン賞受賞



●受賞の言葉    
今回、特に私自身こだわった点は、応募作品の一部項目に“開始日”を記入する部分があり、そこを2003年1月とした事です。
本来であれば「今」を伝えるデザインの方が、グッドデザイン賞には当然有利であり、私達のやり方は不利で、けっして得策とは言えないかもしれません。しかし、この「4年間」じっくりと、コツコツと、真摯に家づくりに取り組み、ちょっと自信を持ち、ようやくその「価値」を伝えたいと思った時のチャレンジでした。
この「4年間」の小林建設の仕事全体が評価された事に対し、社員一同この上ない喜びを感じています。
 
1957年から始まったグッドデザイン賞の50年の長い歴史の中でも、「地域工務店」が単独で受賞した事は初めてです。 私達は、このグッドデザイン賞受賞を機に、今後も現状に満足することなく常に進化し、“地域に必要とされる工務店”を目指し、邁進する所存です。

●受賞概要
地元の「埼玉県秩父」、「群馬県西毛」の良質な杉材を構造材として用いた木造戸建住宅で、地元の信頼できる製材業者、木材加工業者をネットワーク化して、製材、乾燥、プレカットを行っている。
また、構造躯体である柱と梁をできるだけシンプルに組み、現しにすることで、自由度が高く開放的な空間を実現している。
 
ナチュラルな木組みは、自然素材である無垢の木が持つ優しい空間にしている。

●審査委員によるコメント
地域の材や職人による生産システムにより、杉を現しにした長寿命の住宅が実現されている。
また、木材加工業者とネットワークをつなぐことで、品質を保つという地場産業の利点が生かされている。
計画においても杉の良さを素直に伝えられる努力がされており、地域産業を発展させてゆく例を提示している点が評価された。


 グッドデザイン賞とは?

グッドデザイン賞は、1957年にスタートした、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。

単に美しさを競うのではなく、生活をより豊かにし、産業の発展を導くような「優れたデザイン」を社会に普及させていくことを目的としています。


良いデザインであるか?優れたデザインであるか?未来を拓くデザインであるか?を審査基準とし、合計40項目の評価ワードから約3ヶ月をかけて、日本を代表するデザイナーや建築家など70名が審査を行い、2次審査を通過した対象が受賞します。

【審査基準例】
@ 美しさがある A 誠実である B 独創的である C 機能・性能がよい D 使いやすさ・親切さがある E 安全への配慮がなされている F 使用環境への配慮が行き届いている G 生活者のニーズに答えている H 価値に見合う価格である I 魅力が感じられる 等



  私たち小林建設が
グッドデザイン賞を受賞できたのも、
設計士の「読むチカラ」があったからこその
受賞だったと思っています。

私たちが考える設計士の「読むチカラ」とは

・現場に立ち、形や向き、周辺環境など
 全条件を整理・分析する「敷地を読むチカラ」

・日射や風通しにつながる
 地域特有の「気象を読むチカラ」

・私たちが大切にしている
 住まい手の声を通した「暮らしを読むチカラ」


この3つ。

 

  当社では、できあがった箱のようなものを
設計することは一切ありません。

1軒1軒、ひとりひとりの住まい手の家づくりを
考えた「読むチカラ」は、毎回難解な問題を解き
経験と共に鍛え上げられていきます。

この「読むチカラ」を培った設計士たちが
複数の設計プランを起こし
ときにチームとして取り組みながら
お客様とともに空間の広がりや動線、
お部屋ごとの役割、住宅性能などについて
ひとつひとつ検討を重ね
理想の住まいづくりをすすめているのです。

グッドデザイン賞受賞は、
そんな設計士たちの「読むチカラ」の証だと
思っています。